中東情勢のニュースを見るたび、胸の奥がざわつくのを感じます。遠い国の出来事だとは分かっていても、
世界が不安定になると、私たちの生活もどこか「足元が揺らぐような」不安に駆られる。
そんな経験はありませんか?
ここ最近の私は、まさにそんな状態でした。
仕事帰りにドラッグストアに寄り、ラップ、ゴミ袋、シャンプー……「いつか確実に使うもの」を買い足してしまう。家に帰ってストック棚を見ると、まだ残っているのにまた買ってしまった、という罪悪感。
「最近、なんとなくお金を使いすぎている気がする」
そう思い今月の家計簿を見返して、戦慄しました。
その額、合計なんと4.2万円!
生活必需品を買い足していただけなのに、気づけばこれほどの金額が消えていたのです。
まさに「痛い出費」
12年後1億円プロジェクトを掲げる私にとって、「不安という名目の備蓄」に投じてしまった事実は、
重くのしかかりました。
痛みを教訓に変える
これから先、コストは高くなる一方で、決して安くはならないかもしれない。そう考えれば、今のうちに日用品を買い足しておくことは、インフレに対する立派な「防衛策(インフレヘッジ)」ではないか。そう自分を正当化してきましたが、4.2万円という数字を前にして、自分の管理能力の甘さを突きつけられた気分です。
いつものラボ会議で、コタロウに相談してみました。
コタロウ4.2万円……。所長、それ、かなりの金額だよね。
その分、特定口座に回せていれば、複利でどれだけ増えたか想像できる?



……ぐうの音も出ないよ。
でも、不安で不安で、棚からモノがなくなるのが怖かったし、
それに天涯孤独になって、不安がこれまでより膨れ上がったんだ。



気持ちは十分わかるけどね。
不安の代償にしては、高い授業料になったけど、今の時点で気づけてよかったよ。
所長のマンションの収納は、毎月の家賃で維持している立派な不動産だよ。



考え方を変えれば、その場所を過剰な在庫に占領させている時点で、所長は毎月『余計な家賃』を払って在庫を保管しているのと同じ。
4.2万円分のモノを詰め込むために、どれだけの『空間資産』を浪費したか考えたことある?



コタロウのいるスペースが小さくなっちゃうかも…
その指摘に、ハッとしました。
そうなのです。
収納スペースを圧迫してまで過剰な在庫を持つことは、インフレヘッジどころか、
限られた資産(居住空間)を無駄遣いするコスト増に他ならない。
私の家は、物置化することで資産価値を自ら下げていたのです。
ラボの新しい検証:在庫管理最適化プロジェクト
私はこの4.2万円の痛みを無駄にしないために、実験として「在庫管理の最適化」を行うことにしました。
今日から、このラボでは以下のルールで生活を運用します。
- 「適正在庫数」の見える化 棚の写真を撮り、何をいくつ持つべきか、視覚的に基準を設けます。
「なんとなく」の買い足しを禁止し、収納棚に収まる分だけが私の経済許容範囲とするルールです。 - 「差額」を即座に投資へ 底値の時に賢く買い足し、浮いたお金(本来かかるはずだった差額)を、
即座に「特定口座の積み立て」へ回す。
これにより、消費をそのまま資産形成へとポジティブに変換します。 - 管理コストを資産価値と比較する 「この備蓄は、場所代以上の価値があるか?」を常に自問自答する。
不安を飼い慣らし、未来へ投資する
これまで私は、不安を「モノ」で埋めようとしていました。
それは人間として非常に自然な防衛本能ですが、おひとり様の資産形成においてはブレーキが必要です。
「4.2万円の損失」は痛い。
しかし、これによって私は「不安買い」という悪癖を断ち切るスイッチを手に入れました。
世界が不安だからこそ、自分の生活を完璧に管理下に置く。
そう決めて棚を整理し、適正な数だけの日用品と向き合うと、不思議と心が落ち着いてくるのが分かりました。
不安に任せて浪費するのではなく、戦略的に備蓄し、浮いたお金で未来の資産を育てる。
これこそが、激動の時代を生きる私たちがとるべき「最強の防衛策」ではないでしょうか。
明日もまた、特定口座への積立設定を確認する。
その淡々とした積み重ねこそが、ニュースの速報に揺らがない「私自身の1億円」を作るための確実な一歩になるはずです。
さて、コタロウ。
今日からは「不安買い」じゃなくて「戦略買い」。
この在庫管理ルールで、どれだけ資産形成が加速するか、次のレポートでしっかり検証しようね。

